丹窓窯より、素敵なスリップウェアの器が届きました

2018.8.7


日本六古窯のひとつ丹波焼(兵庫県篠山市)の丹窓窯・市野茂子さんより
素敵なスリップウェアの器が入荷しております。


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丹窓窯(たんそうがま)は江戸時代頃から代々うつわを作り続けている、
丹波の中でも古く歴史のある窯元です。

茂子さんの作る器は、スリップウェアと呼ばれる
器の表面を泥漿状の化粧土をスポイトから細く垂らしたり
引っ掻いたりしながら模様を描く技法で、
民藝運動で有名で、日本でスリップウェアを広めたとされる英国人のバーナード・リーチ氏より
直接技術を教わった、日本人では数少ない一人となります。

親交はリーチ氏が丹波を訪れる際の定宿が丹窓窯であった縁もあり、
先々代の6代目丹窓さんの時代から始まり、茂子さんのご主人の先代の7代目茂良さんは、
英国のSt Ives(セント・アイヴス)にあるリーチ氏の陶房で数年修行し本場の技術を取得され、
その際に茂子さんも渡英し10ヶ月ほどリーチ氏より直接技術を教わりました。

ご主人亡き後は茂子さんが8代目として窯を守られ、受け継いだ歴史あるスリップウェアを、
日々の暮らしに溶け込むようにひとつひとつ丁寧に器を作り続けています。



実際にスリップウェアを描いている作業風景。

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まず素焼き前の器に満遍なく化粧土をかけていきます。
次にろくろの上にのせ、化粧土が乾かないうちに回転させながらスポイトで線を描きます。
最後に専用の道具で撫でるように表面を引っ掻きながら、
さっさっさっとリズムを奏でるようにしてスリップウェアの模様は描かれます。



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魚の煮付けや、煮物などを盛りつけるのにぴったりな長方鉢と楕円鉢。

適度な深さがありますので
汁気を含むお料理に安心してお使い頂けます。


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取り皿やちょっとした副菜に便利にお使い頂ける平皿。

5寸皿は取り皿に、6寸皿は朝食の食パンにちょうど良い大きさで
一人分の主菜や副菜と幅広く使える中皿です。


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女性の手にも収まり易い
小さ過ぎず大き過ぎずの程良い大きさの湯呑み。

こっくりとした優しい印象の乳白色は
他のどんな器とも相性が良いですので、幅広く様々な食卓のシーンで活躍してくれます。


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湯呑みとお揃いの、そば猪口やフリーカップ、ワインカップ。

そば猪口は本来の用途であるお蕎麦を食べる器としてだけではなく、
お茶を飲む湯呑みやお酒、 アイスクリーム等の甘味入れなどにも◎。

フリーカップはビールやお酒に、
小振りなワインカップは食前酒にピッタリで、また造形も綺麗ですのでギフトにもお勧めです。


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なだらかな坂を上った山のふもとに丹窓窯の工房はあります。

ギャラリー横の階段をさらに上に登ると
趣のある広くて素敵な作業場に辿り着きます。


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作業場裏の立派なのぼり窯。
今ではガス窯が主体でのぼり窯は年に1度ほどしか使用しないようですが、圧巻の大きさです。


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とても気さくで丁寧に色々と説明をしてくださる茂子さん。

丹波と英国のスリップを融合し、今も変わらず伝統を受け継ぎながら、
自由にのびのびと描く日々を過ごされています。


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茂子さんが描かれるスリップウェアの器は、
和洋問わずさまざまな料理との相性も良く、
素朴な表情と自由な表現で食卓を暖かく演出してくれますよ。

是非、この機会にご覧下さいませ。




   
by shop-migratory | 2018-08-07 19:24