奥原硝子製造所のガラスコップ入荷のお知らせ。

2017.2.23

沖縄県は奥原硝子製造所より、日常使いに最適な再生ガラスを利用して作られた
琉球ガラスのコップたちが届きました。


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少し厚みのあるぽってりとしたフォルムと、
ゆらゆらと均一ではないガラスの表面…

ガラスでありながらもどこか温かみを感じさせてくれる
独特の素朴な雰囲気が魅力です。


昭和27年創業の奥原硝子製造所は、
「現代の名工」にも選出された故桃原正男氏のもと、
沖縄で一番古い琉球ガラス工房として
戦後の琉球ガラスの繁栄を担ってきました。

近年、沖縄の観光地化が飛躍的に進むとともに、ガラス工房も増え、
中には大量生産品としての琉球ガラスも多く流通していますが、
奥原硝子製造所では、伝統とされる「廃瓶を利用した手吹きガラス」に拘り、
今もひとつひとつ丁寧に琉球ガラスらしさを追求したものづくりを行っています。

※備考
元々琉球ガラスは、戦後の資源難の中、駐留米軍が破棄した廃瓶を溶かして
再生されたガラスから作られるようになり、再生の過程で混入する気泡と相まって、
独特の味わいをもつガラス製品として広まり発展してきました。
しかしながら現在では、沖縄の観光地化が進むとともに
ガラス工房やメーカーの数もぐんと増え、中には、廃瓶等からの再生ガラスは利用せずに
新規にガラスの溶解からの制作もしている工房もあったりと、
ひと言で「琉球ガラス」と言っても、そのスタイルは多様になっています。




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奥原硝子のまさに「コップ」らしいフォルムのガラスコップは、
「3半コップ」と「4半コップ」の2サイズ展開です。

3半サイズは、手に持ち易くちょうどコップとして良いサイズ感、
4半サイズは、コップとしてはやや大きめで、ビアグラスとしてや
氷を入れて冷たいソーダやジュースをたっぷりと飲むのに良さそうです。



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こちらのコップは数ある琉球ガラスの中でも、かなりシンプルなデザインですが、
安定感のあるポッテリとしたフォルムと、少し歪なゆらゆらとしたガラスの表面が
琉球ガラスらしい雰囲気です。


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再生ガラスを利用しているので、ところどころ気泡が混じっていたり、
手吹きガラスによる圴一ではない歪さが残る感じが、また良い味を出しています。


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4半サイズは、そのボリューム感と安定感から
木のお箸やスプーンなどを入れる、カトラリー入れとして使用してみても◎


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素朴な雰囲気がどこか懐かしく、
ガラスでありながらもホッとするような温もりを感じさせてくれる
奥原硝子製造所のコップたち、是非、お手にとってご覧下さいませ。





   
by shop-migratory | 2017-02-23 15:10

2010年「日々の暮らしに彩りを添える」をコンセプトに、東京・中目黒にOPEN。 手仕事ものの器や日用品、日本で丁寧に作られた衣類等、身近な暮らしに関わる商品を中心に提案する雑貨店。www.migratory.jp


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